こんにちは!!
フジヤマです!!
「経理って営業みたいな数値目標がないから、どういう風に評価されるのか分からない」
「着実にキャリアを積んでいるかが不安」
「社外で通用するのか不安」
「経理で転職市場で高く評価される人の特徴を知りたい」
そう思う方は少なくないのではないでしょうか。
実際、私も日々どのようにしたら、経理マンとして引く手あまたな人材になることができるのか日々悩んでいます。
そこで、今回、二回の転職を経て、現在上場企業経理マンであるフジヤマが転職市場で高く評価される経理マンの特徴を5つ挙げていきたいと思います。
転職市場で高く評価される経理マンの特徴とは
転職市場で高く評価される経理の方の特徴は5つあります。
1.上場企業経理の経験がある
2.単体決算を一人で締めることができる
3.連結決算の実務経験がある
4.予実管理の経験がある
5.マネジメント経験がある
これらの特徴は転職市場で高く評価される特徴の一部ですが、これらの経験があると高く評価される傾向にあります。
それでは、一つずつ説明していきます。
市場価値が高い人の特徴を知りたい方は市場価値が高い経理マンの特徴5選を読んでみて下さい!!
年収を上げる方法を知りたい方は経理マンが年収を上げるための方法5選を読んでみて下さい!!
1.上場企業経理の経験がある
まず一つ目ですが、
上場企業経理の経験を評価してくれる会社は
・上場企業
・上場企業子会社
・上場準備中(IPO)企業
が主に挙げられます。
上場企業経理が評価される理由は
「上場企業特有の会計処理があり、専門性が高いから」です。
上場企業特有の会計処理は色々とありますが、その一部を挙げると、
・減損会計
・リース会計
・税効果会計
・資産除去債務
・新株予約権
などがあります。
これらの会計処理を適用している会社は全体的には少なく、だれでもできるほど簡単な会計処理でもありません。
また、これらの会計処理は仕訳を切るだけでなく、監査法人対応が求められます。
具体的には、
・会計処理について適切かつ妥当なのか
・会計処理を行う上での前提は合理的なのか
・将来の見通しや業績について過度に楽観的かつ悲観的ではないか
などいったことを論理的に監査法人に納得してもらう必要があります。
したがって、上記のような上場企業特有の会計処理ができる人材は希少性が高いので、これらの経験をすると高く評価されることがあります。
ただし、
・上記に挙げた業務しかやったことがない
・売掛金の消込を何年もやっていた
・買掛金管理だけしかやっていない
・経費精算しかやっていない
という上記のキャリアのように
経理業務の一部だけしか関わっていなかった場合、
高く評価されない場合もあるので、注意が必要です。
以上から、上場企業経理の経験があることが転職市場で高く評価される経理マンの特徴となります。
2.単体決算を一人で締めることができる
仕訳入力から決算締めまでの一連の流れを一通り経験すると、一人前の経理マンとして評価されることがあります。
1.の経験は上場企業を中心に評価される傾向にあること紹介しましたが、
単体決算を一人で締めることができると
・未上場企業
・ベンチャー企業
・上場して間もない企業
のような会社で評価されることがあります。
また、少数で経理業務を遂行しているような会社で評価されることがあります。
上記のような会社では
A.減損会計や資産除去債務のような上場企業特有の会計処理だけを経験しているが決算締めまでの一連の流れを経験していない
B.上記の上場企業特有の会計処理は経験していないものの、決算締めまでの一連の流れを経験している
Bの人を採用するケースが少なくありません。
1.でも述べたように、減損会計ような会計処理を適用している会社は少なく、会社としてその会計処理が必要ないのであれば、
一方でどの会社も必ず決算を締める必要があるので、その経験をしていることで多くの会社に声がかかる可能性があります。
そして、自分が行った会計処理について財務諸表(貸借対照表や損益計算書、キャッシュ・フロー計算書)にどのような影響を与えるのか的確に説明できるとさらに高く評価される経理マンとなる可能性が高まります。
以上から、単体決算を一人で締めることできると、高く評価される傾向があります。
3.連結決算の実務経験がある
連結決算の実務経験があると
・連結対象の子会社がある
・連結財務諸表を開示する必要がある会社
・今は子会社はないが今後M&A等により子会社が増えていく会社
のような会社で高く評価されることがあります。
連結決算手続きは主に下記のようなものがあります。
・資本連結
・成果連結
上場企業であれば連結財務諸表を作成しているところが多いですが、全体的に連結修正仕訳を切ることができる人は全体的に少ないです。
その理由は1で述べたように、
「専門性が高く、それができる人材は希少性が高いから」です。
また、連結決算のスキルは希少性が高いため、その業務を担当することになると年収が高くなることもあります。
もちろん、転職市場においても高く評価される傾向にあります。
4.予実管理経験がある
予実管理は上場企業・未上場企業問わず、大多数の会社で行われていると思います。
どの会社にとって、予実管理は非常に重要です。
通常、予算は達成可能であることを前提に策定されます。
その予算に対する実績との差が出るのは当然ですが、
その差に対して
・どのくらい差が出ているのか
・なぜ、その差が出てているのか
・その差はコントロールできるのか否か
・その差を小さくするために効果的な施策はないか
・予算を改めて組みなおす必要があるのか
など分析・検討する必要があります。
これをすることで、会社にどういう要因があってその業績になっているのか、利益改善をするために何をすべきか、業績をよくするためにどのような施策が効果的なのかを判断するための一助になるのです。
逆にこれをしていないと、業績が悪い原因を突き止めることができず、業績が悪くなってしまうので、どの会社も何らかの形で予実管理しています。
この一連の業務を行うことができる人材もまた希少性が高いです。
今は会計システムの充実やRPAの導入などにより、仕訳を切ったりするスキルよりもこういった業績改善に資する予実管理などの業務ができる人材を多く求めています。
また、最近、ROICやROEを意識した経営を推進している企業も増えてきているので、そういった指標を理解し、改善できるような提案ができる経理マンも転職市場で高く評価される傾向にあります。
以上から、予実管理をしていると高く評価されることがあります。
5.マネジメント経験がある
どの職種もそうですが、マネジメント経験があると年収を上げて転職することができます。
マネジメント経験の定義は様々ありますが、
・人事考課
・後進の育成
・部門・課の運営方針
・部門・課の予算策定
などが挙げられます。
自分の仕事に加えて、部下のマネジメントができるスキルはもちろん希少性が高いです。
専門性が高くマネジメント経験がある人材は転職市場に現れないので、非常に高く評価されるケースがあります。
以上から、マネジメント経験があると転職市場において高く評価される傾向にあります。
最後に
一部ではありますが、転職市場で高く評価される特徴5つ挙げました。
しかし、これはあくまで一部を紹介したので第一希望の会社が必ずしも上記の経験を評価してくれるとは限りません。
重要なのは、
「志望する会社はどのような経験・スキルを持った人材を求めていて、必要としているのか」
これを知ることなのです。
具体的に、第一希望の会社がどのような人材を求めていて、どのような経験を評価してくれるかは転職エージェントなどに聞くのが一番早いです。
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経理に特化した転職エージェントということもあり、
・IPO準備企業
・上場企業
・外資系企業
など様々な求人を取り扱っているので、様々な可能性を検討したい方にとってはうってつけの転職エージェントとなります。
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少しでも皆様のお役に立つことができれば、嬉しいです!!